CONTENTS
 ありか通信 バックナンバー

Vol.113 平成22年7月

ありかのメッセージ


 ありかは、フランスとジュネーブの旅から帰ってきました。とてもとても楽しくて、行く前はママも、ヘルパーさんも、ゆっこも心配していましたが、何の心配もない楽しい旅でしたよ。
まず福岡空港に6時過ぎに集まって、ちょっとドキドキして見送りのゆっこのだんなさんや、旅行会社の人も大丈夫かなと、頭の隅では心配だけど、とても笑顔でお見送りしてくれました。
成田まではスイスイスイ、その後、直行便でフランスのドゴール空港に12時間かけて飛んでいきました。飛行機の中で、昼ごはんや、夜ごはんをしっかり食べて、さあ 寝ようよと言われても、ちょっと興奮気味で3人の付き添いの皆さんにかわるがわる、ありかの面倒を見てもらって、何とか12時間を過ごすことができて、夢のパリへ到着しました。お昼に成田を発ったのに、パリはまだ夕方の5時過ぎで、この街は眠らない街のようで、何だか夜の10時過ぎまで明るくて、みんな寝る気はないようで遅くまで外にいます。ありか達も部屋に荷物を置いて、近くの店へさっそく買出しに出かけて、パリの街って不思議だななんて感じながら、店の中の品物を見てはでかい、大きい、量が多いといいながらも、なじみのある食べ物を買ってホテルへ帰って、皆で食事をしたけれど眠たい気持ちと、今、眠るのはもったいないと言う気持ちで、最初の夜は興奮していましたよ。2日目、3日目くらいから何とかリズムをつかんで夜も割合眠ることができました。

翌日(7月2日)早速ノートルダム寺院へ行って、不思議なことに、ありかが行く時間になると教会から鐘が鳴り響き、ありか達の到着を歓迎してくれていましたよ。ゆっこが「すごい、鐘がなっているよ。」と意味ありげにいっていました。もちろん偶然ではなく必然的に鐘が鳴ったのでしょう。
ありかはどうやらフランスの水があっていて、3度3度の食事はすべて完食するし、デザートもパクパク食べられるし、フランスのパンが、これまたありか好みで「もう食べないよね。」なんて言われてももう一つだけと言う感じで、本当においしく、おいしく食べ続けました。ママや、ゆっこに「そんなにフランスのパンが好きだったとは、もしかしてありかはフランス人?」なんて言われました。そのとおりです。ありかはフランス人だったのです。水を得た魚のように快食、快便ですごく楽な体で毎日車の中から、車椅子に移動して、それもフランスのドライバーの男性がとても素敵で、すっかり恋をしてしまいそうな人だったのです。安心して体を任せられるし、ありかのことをいろいろ気遣ってくれて、本当に素敵でしたよ。

     

次に行った教会(サントシャペル)でも鐘が鳴り、また3つ目の教会(サクレ・クール)に行っても鐘が鳴り、3回も鐘が鳴るとやはり、ありかは歓迎してもらっているなと感じました。ゆっこは鳥肌が立つなんて言っていましたが、ありかはこうなることは解っていましたよ.サクレ・クールで天使の像を見たと
き、とてもとても心が惹かれました。こんな天使と会いたかったと言う思いが胸に広がり「待っててくれてありがとう。やっと会えましたね」と言う思いがしたのです。この天使に会うためにはるばる此処まできたのかもしれません。モザイクつくりのイエス様やいろんな人達がとても小さな小さな石で描かれていることを知りました。とても神々しくて、厳かで、それでいて何だか柔らかい光に包まれているような、素敵な教会でした。ありかの目的の一つが果たされました。

次の朝(7月3日)は雨の中、合羽を着てマルセェの朝市に行きました。すごいすごいお店が並んでいて、洋服屋さん、靴屋さん、果物屋さん、お肉屋さんから何でもそろっています。他の市場では花屋さんばっかりだったりして、雨の中を手かごを車でごろごろひっぱったパリジャンの人達が買い物に来ていました。ありかもチェリーを買ってもらって、ゆっこはおいしい、おいしいといって食べました。朝市は雨でなければもっともっとにぎわったでしょうに、ちょっと残念でした。その後、あのベルサイユ宮殿に行きガタガタ石畳を車椅子で走るのは振動がひどくて余りいい気分ではありませんが、電動車いすの人達がカッパを頭から車椅子ごと被って、思い思いの場所でたたずんでいるのを見て心強いものを感じました。雨が降ろうと、石畳だろうと、行きたい自分の道を進むぞと強い意志を感じて、ありかもあんなふうに生きたいと思いました。

ベルサイユ宮殿の中はとてもとてもなんと表現していいのでしょうか。とても広くて金が光っている、豪華な感じで、でもありかは何だか懐かしいような、そうそう、やっと来たね。と言う感じがしたのです。ありかはきっとこの宮殿の小さな小さな部屋で過ごしていた気がするな、と思っていましたが、ある部屋に入ったとたん何だか筆談したくなって、隅っこで筆談の準備をしてもらって、どんどん描いていきました。ありかがどんどん書いていくうちにゆっこは涙をぽろぽろ流すし、ガイドのリンダさんも目を赤くするし、何かが此処で起こりました。ありかにとってはこの時間こそが、待ちに待っていた時間でした。ありかは、ゆっこと此処にこれて本当に良かった。この時間にこれてよかった。と思いました。ヘルパーさんもいっしょにいてくれてよかった。この隅っこで変な日本人が変なことをしているのを誰もとがめず、皆に守られていると感じとても至福の時間でした。ありがとうと心から皆に御礼を言いたくて、ママや、ヘルパーさん、ゆっことガイドさんと一つになれました。
パリの中で一番のっぽのビル、モンパルナスタワーの56階のレストラン、ル・シェル・ド・パリからパリ市内を見下ろして食事をしました。食べ方を教えてくれるウェイターの人がとてもかっこよくて、ありかは何度も彼を呼んで、教えてもらいました。もちろんフランス語はわかりませんが、日本語を知ってる限り並べ立ててくれました。

次号に続く






 

 

 

 

バックナンバー
ありかネットワーク
福岡県福岡市博多区相生町3-2-6-106
(TEL)092-581-9683 (E-mail):info@arikanetwork.com
2005 ArikaNetwork all rights reserved.